当時大切な何かを見失い真っ暗闇の中にいた日野は、最後の力を振り絞って、ほたるへの思いとその時の魂の全て、自らの中に残されたわずかな『光』の全てをかき集めて、一枚の絵に注ぎ込みました。そしてそれを、2005年版カレンダーとして発表しました。この作品は間違いなく、日野のこれまでのイラストの中でもっとも強力なパワーが凝縮されていると言えます。が、それで力尽きてしまったのか、日野の活動にはその後再び、長い停滞期が訪れることになります。